千の天使がバスケットボールする

クラシック音楽、映画、本、たわいないこと、そしてGackt・・・日々感じることの事件?と記録  
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2013.12.15 Sunday

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2008.05.13 Tuesday

SMAP×SMAP「特別編 ザッツ・ジャパニーズ・エンターテイメント 蘇る日本映画黄金期」

今年のこどもの日、「SMAP×SMAP」という番組の「特別編 ザッツ・ジャパニーズ・エンターテイメント 蘇る日本映画黄金期 」で草剛さんがナビゲーターを務め、戦後まもない1950年代の日本映画黄金時代を代表する世界的にも評価されている3人の名監督、小津安二郎、溝口健二、黒澤明の作品を紹介するという好企画の番組が放映された。

広末涼子さんが演じる映画を愛する1953年の新聞初の女性記者を主人公に、芸能人の私生活中心の記事を書くライバルや、男尊女卑で映画を理解していない上司、彼女を応援する後輩という人物背景を中心に、主人公の批評が理屈っぽいと酷評されることへの悩みや葛藤を、当時の時代を再現したドラマが間にはいり、映画への夢と戦後の復興期の希望すら感じられるという物語自体にもひきこまれた。
す最初に紹介されたのが、小津安二郎監督。
畳の目を感じさせないローアングル、登場人物が全員正面を向いているカメラワーク、市井の人々の日常を描きながら、その映像は今観ても独創的で新鮮な感じすらする。「東京物語」(1953年)、「晩春」(1949年)の映像の一部が流れたが、妻の葬儀の後の笠智衆演じる初老の父親の孤独な姿、婚期をのがしかけた娘が父に挨拶する時の原節子の花嫁姿の華やかな美しさ、、、私も大好きな映画なので映画の内容を思い出しながら胸にせまる思いがした。


す2次が3年連続ベネチア国際映画祭を受賞した溝口健二監督。
ジャン=リュック・ゴダールをして好きな監督は「1に溝口健二、2に溝口健二、3に溝口健二」と言わしめた監督である。
溝口監督は、演技に大変厳しい監督で名女優の田中絹代も、ヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞を受賞した『山椒大夫』撮影中では、ワンカットを何時間もかけて演技をして疲れきったところを本番に採用したというエピソードととものその名場面も紹介された。また同じくヴェネツィア国際映画祭銀獅子賞を取った『雨月物語』は、幽玄な映像で京マチ子の存在感がたっぷりである。


す最後は、文字通り日本映画界を代表する黒澤明監督。
もはやこの方の作品は、説明不要だろう。(私もクロサワを語りはじめたらとまらない・・・)
『七人の侍』の戦闘シーンは、何回観ても驚くほど迫力あるが、ハリウッド映画に対抗するためにあえて雨を降らせて撮影したとのこと。水しぶきを浴びる馬や兵士の脚が泥水をはねる場面が、緊迫感を盛り立てていることに気が付く。ハリウッドだけでなく、多くの映画監督にも影響を与えた。

最後は、その小津と溝口両監督に「天才」と称えられた清水宏監督の映画を石井克人監督が、完全カバーした映画『山のあなた〜徳市の恋〜』も。結局、この新作映画の宣伝目的かと思われる部分もなきにしもあらずの特別編だったが、ドラマと古典日本映画入門編としてはよくまとまっていた。

最近、日本映画は復活していると聞く。それにしては、寂しいことに私が観たいと感じる映画が少ない。それは何故かと考えているのだが。
ところで、映画とは、あなたにとってなんでしょうか。
小津安二郎監督は、こう応えている。


「泣かせる映画ではなく、人生を感じさせられる映画をつくりたい」
JUGEMテーマ:芸能



2013.12.15 Sunday

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コメント

映画とは、なにか。
ぼくにとって映画は、夢を与えてくれるもの。
月並な表現ですが、それが映画を楽しむ最大の理由でしょうか。
なので他に夢中になれるものがあれば、映画は観れなくても困らない気がします。
そういうことって少なからずあると思うのです。
2009/06/17 12:41 AM by
>ぼくにとって映画は、夢を与えてくれるもの

素敵な回答ですね。最近の邦画は観ませんが、私も映画は大好きです。他に夢中になれるもの、夢を与えてくれる代替えの仕事や音楽などがあれば映画は必要ないということでしょうか。

おそらく生涯映画が必要な私にとって、映画に自分の生きる意味を、人生とは何かを見つけるために観ているような気がします。
2009/06/17 10:41 PM by 樹衣子*店主

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