千の天使がバスケットボールする

クラシック音楽、映画、本、たわいないこと、そしてGackt・・・日々感じることの事件?と記録  
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2013.12.15 Sunday

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2008.01.14 Monday

コルソ・ウィーン 〜華やかなるモーツァルトとシュトラウス〜  

コルソ所謂カイシャにオツトメなるものをするようになった時の、私の密やかなる野望?は、定年退職もしくはやめてやるぅうう〜と退職したら退職金(・・・いくらもらえるのだーっ?)で、ウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサートに行くことだった。「おこた」でのだめのように丸くなり、にぎやかで繊細さに欠ける家族たちと蜜柑を齧りながら、NHKテレビの恒例の衛星中継の、テレビに映り込んだ着物をお召しになったおばさまたちのだるまのような体型を眺めながら、乙女は毎年誓った。
「絶対にウィーン・フィルのニュー・イヤー・コンサートに行くぞーっ!!」
あの頃、、、チケット代はJTB価格で16万円だったような気がする。そもそも、定期会員でもないフリーの観光客が晴れのニュー・イヤー・コンサートにもぐりこもうという事が土台無理な話なので、法外なチケット代も致し方がないと思っていたのだが、その後とんでもなく値上がりをしてしまい、ばかばかしくなってしまった。だったら、ジルベスター・コンサートにしよう!と切り替えたのだが、それもとんでもない金額なのさ・・・。
かくして、乙女の老後の唯一の夢は打ち砕かれた。

ウィーン・フィルハーモニーは、特殊な団体で、ご存知のとおりウィーン国立歌劇場管弦楽団のメンバーからなる(つい最近までは世界唯一)「自主運営団体」である。今年は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が協会を組織して100周年という記念すべき年である。コルソ・ウィーンは、そのウィーン・フィルが公認団体として認め、ウィーン・フィルやウィーン国立歌劇場管弦楽団のメンバーを中心にウィーンで活躍している音楽家23名が集結した室内オーケストラである。

前半は、オール・モーツァルト・プログラムで華やかであかるい曲が続く。最初のセレナーデは、11人構成。丁寧な音づくりながらも、格別宣伝文句にあるウィーンの馥郁たる香りはしない。ドイツではない、ウィーンなんだから、と、どうせだったら正調でいくよりも、もう少し洒脱な遊び心があってもよいかも、というのはウィーンという名前に対する過剰な期待だろうか。ホルン協奏曲の演奏者は、若い青年だった。経験を積むともっとのびやかな音がでると、今後の成長を期待したい、というところだろうか。

後半のシュトラウス、これはさすがにウィーン独特のリズムである。金色の天上もない、舞台に赤い花も飾られていない。だって、ここは新宿だから・・・、けれども、ウィーンの音にはかわりはない、と思う。(涙)次々と音がのってくる。コンサート・マスターのヴァイオリン独奏が、ポルタメントを多用した甘い調べにのって、ホールのすみずみまで優雅につややかに響く。指揮も演奏も芸達者ぶりを少しずつ発揮して、聴いているうちにいつのまにか笑顔になっている。
最高に楽しかったのは、アンコールで披露された「レンツ・サーカスの思い出」である。小さめの打楽器シロフォンの超絶技巧の演奏は、まさに見せる、聴かせる、魅せる演奏と音楽だった。遠目では、そのすばやい腕の運動が、くるみ割人形を連想させた。
最後のラデツキー行進曲は、指揮者が舞台袖に帰りかけた頃に、オーケストラが戻すかのように音楽をはじめるというチャーミングな演出ぶり。ニュー・イヤー・コンサート恒例のこの曲に寄せる観客の拍手のタイミングの息がぴったりあっているところをみると、みなさんよくご存知と同好の士を感じる。そういえば、ヴィオラ奏者に日本人と思われる女性がいましたね。

このような曲の構成、演奏会を考えると、所詮本場ニュー・イヤー・コンサートのアジア圏のミニュチュア版かとさみしい気持ちにもなりかけるが、新年のすがすがしい気持ちにふさわしい演奏会だったことでよしとしよう。とにかく楽しかった。嗚呼、ウィーンのニュー・イヤー・コンサートに一度はやっぱり行きたいっ!!


−−−−−08/1/14 コルソ・ウィーン〜華やかなるモーツァルトとシュトラウス〜  オペラ・シティ−−−−−−−

指揮:アルフォンス・エガー
演奏:コルソ・ウィーン

一部(モーツァルトの部)
セレナード第6番ニ長調K.239「セレナータ・ノットゥルナ」
ホルン協奏曲第4番変ホ長調K.495
セレナード第13番ト長調K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」

第二部(シュトラウスの部)
モーツァルト党op.196
エルンストの思い出、またはヴェネツィアのカーニバルop.126
ヴェルサイユのギャロットop.107
パリの女op.238
皇帝円舞曲op.437
とんぼop.204
トリッチ・トラッチ・ポルカop.214

■アンコール
レンツ・サーカスの思い出
美しく青きドナウ
レンツ・サーカスの思い出(←アンコールのアンコール)
ラデツキー行進曲

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2013.12.15 Sunday

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23:14 | - | - | -

コメント

こんばんは。

このコンサート、是非私も行きたいと思っていたのですが、用事があって諦めました。
3年前に来日公演を聴いて、ウィーンフィルは私の特別なオーケストラになりました。

そのウィーンフィルのニューイヤーコンサート・・・。
私も、死ぬまでに一回でいいから行きたいと切望しております。
10年前に初めてザルツブルクの音楽祭にいったときに、同じツアーでご一緒させてもらった方が、毎年ニューイヤーコンサートに行かれているんです。
毎年ウィーンから年賀状をいただくのですが、もう羨ましくって・・・。(笑)
でも、「いつの日か私も」という気持ちも、またいい刺激になるかもしれませんね。
2008/01/17 12:24 AM by romani
>romaniさまへ

訪問していながら、コメントを残さず、新年のご挨拶が遅れていました。今年も宜しくお願いします。
コルソ・ウィーンは本当に楽しかったです。新春は、音楽の深遠にせまるというよりも、こんな演奏会がよいですね。

>毎年ニューイヤーコンサートに行かれているんです。
毎年ウィーンから年賀状をいただくのですが、もう羨ましくって・・・。(笑)

ーーーーーーーっ、なんたる贅沢なっ!そういう方がいらっしゃるのですかっ。
・・・素直に私も羨ましいとしておきましょう。でも、将来の夢に備えて、チケットの入手方法やマナーなどのレクチャーを受けたいですね。

>死ぬまでに一回でいいから行きたいと切望しております

そうですよね、クラシック音楽好きの者にとって、毎年とは言わないが、生涯に一度だけでもよいから行きたい黄金の殿堂です。

それから、お嬢様の成人の日、おめでとうございました。
ご子息も社会人になり、親業も満期日に近いでしょうか。
ウィーン・フィルへ一歩近づきましたね♪
2008/01/17 10:42 PM by

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