千の天使がバスケットボールする

クラシック音楽、映画、本、たわいないこと、そしてGackt・・・日々感じることの事件?と記録  
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2013.12.15 Sunday

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2007.11.06 Tuesday

福田首相とバルトーク

「陰気なそら豆」と最高のニックネームを献呈された福田康夫首相は、命名者である田中真紀子氏と衆院決算行政監視委員会で初の国会論戦が、先日実現した。その後、田中氏を「元気いいですよね。ほんと、たじたじでしたよ。」と記者達にコメントしたそうだ。この言葉が、かなりの皮肉たぷっりだったことは、これ以上ないという不快感いっぱいだったらしい表情が証明している。この地味なそら豆の性格を、好きな音楽家で分析しているのが今月号の情報誌『選択』である。首相就任時の各紙のプロフィール紹介で特に私の目をひいたのが、クラシック音楽好きはさほど珍しくないが、ベルリオーズ、バルトークが好きというなかなかのマニアックぶりである。ベルリオーズはともかく、モーツァルトや3大Bなどをさしおいて、最初にバルトーク好きと言っちゃう人は珍しい、というよりもちょっと変人だと思っている。
ばるバルトーク・ベーラ・ヴィクトル・ヤーノシュ(Bartók Béla Viktor János)は、1881年はハンガリー生まれのピアニストであり、民族音楽研究家でもあった作曲家である。私が最もよく聴くのは、民族音楽をクラシック音楽に発展させた技巧的なヴァイオリンの「ルーマニアン・ダンス」であるが、オペラ「青ひげ公の城」、ピアノ曲、「中国の不思議な役人」などが演奏会にとりあげられる。通常のコンサートでは、メインにはなりにくが、序曲などの最初の曲の次ぐらいに位置し、オーソドックスから少しはずれて趣向を変えるのに良い佳作がバルトークであろうか。作曲家の吉松氏のHPに掲載されている右脳と左脳による「バルトークによるバトルトーク」が傑作である。
吉松氏はバルトーク好きの人間性の特徴を次のようにあげている。
(もしかしたら、これはどう考えてもバルトーク・フリークと思われる吉松氏ご自身の右脳と左脳の性格でもあるかも。)


|鰐
⇒知的
生真面目で笑わない
ぅカルト趣味
グ国主義
θ蘰屋⇒知的であるがゆえに本性を隠したがり、それでいて感性豊かなためについ本音が皮肉となる。


バルトークの音楽を格別おどろおどろしいと感じるほど聴きこんではいないのだが、映画『シャイニング』でもバルトークの音楽が採用されているそうだ。またバルトーク音楽の特徴は、音列を黄金分割やフィボナッチ理論で音符を配列している点である。しかし、民族的な部分も取り入れた曲は、エスニックな雰囲気を漂わせて妖しくも泥臭い。人間の感覚上の音階と純粋物理学的な音階を融合させた作曲技法を思いついたバルトークを論じるのは、確かに右脳と左脳の対話が必要かもしれない。そんなバルトークを大作曲家と認められても曲を素晴らしいとか感動したと言われたことのない、生涯認められなかった人(涙)と村松氏は称する。考えるに、世間一般から見ると充分恵まれているのに、スペシャリストとして今一歩を自覚する人が幸か不幸か陥りやすいのが、愛国主義。バルトークも米国に亡命しながらも、むしろそれゆえにハンガリアンとして愛国主義者だった。それが長じて、タカ派という色に変色することもある。町村派関係者のよると福田首相は、今は人気のために爪を隠しているが、どうやらりっぱなタカらしい・・・。
もうひとりの変人、元首相の小泉氏は2005年夏、郵政民営化が参院で否決された日、官邸執務室のソファに深く腰を沈め、大音響で(←ワグナーを小さな音で聴いてはいけません^^)ひとり聴き入っていたというエピソードがある。福田首相がバルトークの曲に耳を傾けている時は、どんなことを考えているのだろうか。その調べに、日本の未来が暗示されていた、、、な〜〜んてことはないとは思うけれど。

ちなみに氏のサイトの最後は、「バルトーク先生、私たちはみんなあなたの音楽を愛していますよ。ショスタコーヴィチなんかとんでもありません。本当です。ほ、本当ですよ!」なんたるラブコールで結ばれていた。


2013.12.15 Sunday

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コメント

こんばんは。私はバルトークが好きな人が変人とは少なくとも思いません。吉松さんの意見はとても面白いですね。ピアノはいい曲がたくさんあるし、ピアノ協奏曲第2番などは一度聞いたら忘れられませんし、弦楽四重奏曲の原始的な野性味は私にとって大きな衝撃でした。基本的に私は室内楽がなじめないのですが、この弦楽四重奏曲だけは例外です。体が揺さぶられます。また、子どものために書いたミクロコスモスは恐らく世界中の子ども達が弾いて(弾かされている)いるはず。ただし、私はテーマの人物福田総理のようなタイプは好きではありません。
2007/11/07 6:19 PM by calaf
>calafさまへ

>基本的に私は室内楽がなじめないのですが

ええっ!!?そうだったのですか。
calafさまになじめない音楽があるなんて。
世間一般では、そもそもクラシック音楽好きってマイナーです。
その中でも、バルトークを選択される方は、本当に稀少では。
そういう意味でも変人もあります。
それから、私は変人を悪くとってはいません。
だって、私自身が変人ですからね。^^
バルトークを聴きたい!
2007/11/07 10:06 PM by 樹衣子
こんばんは。今夜はお返事がお早いですね。室内楽は聴くより演奏したい・・といいますより、室内楽は人様に聴いていただくというより、演奏者同士の内なる楽しみのような気がします。一種の疎外感でしょうか、そんなものを感じます。これに楽器が弾けないとなるとその思いはさらに増します。私のお薦めはズバリ「弦楽四重奏曲」です。私の疎外感を打ち破った希なる曲です。演奏は是非ヴェーグ四重奏団で!(この好みもかなり変わっております=私も変人?)
2007/11/07 10:18 PM by calaf
>calafさまへ

>演奏者同士の内なる楽しみのような気がします

あ〜〜、、そうかもしれませんね。
calafさまとromaniさまの会話にあった「聴衆という名のプレーヤー」という観点から考えると、室内楽は楽器を弾けない者にとっては参加できないお楽しみですね。お薦めはヴェーグ四重奏団ですね!

>この好みもかなり変わっております=私も変人?

今ごろなにをおっしゃいまする。。。
変人といるとほっとします。
良識ある変人は、私にとっては最高のお友達です。
2007/11/09 11:07 PM by 樹衣子

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